2026.09.16
# 雑記
読書の秋!読む手が止まらなくなるオススメ本3選!2026
こんにちは。
Maromaro デザイナーのshunです。
少しずつ暑さもやわらぎ、読書がはかどる季節になってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
秋といえば、やっぱり読書!
そこで今回は、今年読んだ本の中から、個人的に「読み始めたら止まらない」と感じたオススメの3冊をご紹介します。
※販売元のサイトのあらすじとして掲載されているものと、個人的な読みどころを中心とし、ネタバレをなるべく含まないようにしますが、紹介の中で少しだけ触れることがあります。予めご了承くださいませ。
対馬の海に沈む / ノンフィクション
“長崎県対馬で「JAの神様」と呼ばれ、日本一の営業実績を誇った男性が、自ら運転する車で海に転落し、44歳で亡くなる事件が発生。その後に浮かび上がった巨額の横領疑惑。果たして、すべては一人の人物によるものだったのか。男性の死をきっかけに、JAが抱える構造的な問題と、お金をめぐる人間模様へ迫っていくノンフィクションです。”(集英社公式サイト紹介をもとに要約)
読みどころ①:「分かりやすい悪」の話では終わらない
今年読んだ本の中で、一番のオススメを挙げるなら迷わず本書を挙げるほどの衝撃がありました。
読み始めたときは正直、「はいはい、よくある勧善懲悪ものね」と、思っていたのですが、読み進めていくほど、その浅い覚悟が恥ずかしくなるくらいの壮大な物語でした。
一人の悪人を見つけて終われるような単純な話ではなく、組織の仕組み、地域の人間関係、それぞれの立場や事情が複雑に重なり合っていく。誰か一人だけを悪者にすれば理解できる、という話では済まされないところに、本書の凄みがあります。
読みどころ②:実名と丹念な取材が生む、圧倒的な臨場感
本書は、関係者や組織の実名を交えながら、証言や資料を一つひとつ積み重ねて事件の背景へ迫っていきます。
ノンフィクションであることは分かっているのに、謎が少しずつ解けていく構成が素晴らしく、「あれ?ミステリー小説読んでたっけ?」と自分を疑うほどでした。
先が気になって読む手が止まらない一方で、事実だからこその重さが、ページをめくるたびに増していく感覚が新鮮でした。
読みどころ③:事件そのものと同じくらい、「知らなかったこと」が怖くなる
本書を読んで最も強く残ったのは、明らかになっていく事実への驚きだけではなく、これほどの事件が起きていたことを、それまで自分がほとんど知らなかった。そのこと自体への「無知の怖さ」でした。
ニュースで見聞きした出来事も、時間が経てば日常の外へ流れていってしまいます。
自分が知らないまま通り過ぎている出来事が、世の中にはまだいくつもあるのかもしれないと考えさせられる一冊でした。
内容は重いですが、だからこそ多くの方に読んでほしい。今年読んだ中で人におすすめしたいNo.1本となりました!
新しい日本地理 地図・統計・移動から読み解く / 地理・教養
“日本は本当に「東」と「西」に分けられるのか。「中部地方」とは何なのか。気候、産業、交通、人口移動など、地図と統計を手がかりに、慣れ親しんだ日本列島を新しい角度から読み解いていく一冊です。フルカラーで100点以上の図版が収録されています。”(講談社公式サイトの紹介をもとに要約)“
読みどころ①:知っているはずの日本が、少し違って見えてくる
近年よく耳にする「地政学」に遅ればせながら興味を持ち始めたころ、オススメしてもらったのが本書でした。
普段から日本地図を目にする機会はあるし、「関東」「関西」「中部」といった地域の分け方も当たり前のものとして受け入れています。
しかし本書は、その当たり前に「本当にそうだろうか?」と問いかけます。
東西の文化差、交通網、産業、気候、出生率、人の移動など、切り口がとにかく多彩。同じ日本を見ているはずなのに、視点を変えるだけで、まったく別のつながりや境界が浮かび上がってくるのが面白いところです。
読みどころ②:地図や統計を読むための「補助線」を引いてくれる
データや地図が豊富な本というと、少し難しそうに感じる方もいるかもしれません。
本書の魅力は、数字や図版を並べるだけでなく、「なぜこの違いが生まれたのか」「この地域同士はどうつながっているのか」を考えるための補助線を丁寧に引いてくれるところです。
今まで見たことのなかった角度から日本を眺められるようになり、読み終えたあとには、ニュースや旅行先の景色、住んでいる街の見え方まで少し変わってきます。
今いる日本を、今までよりもっと楽しめるようになる。そんな一冊だと感じました。
木曜日にはココアを / 連作短編集
“川沿いの桜並木のそばにある「マーブル・カフェ」。そこで出される一杯のココアから、東京とシドニーをつなぐ12の物語が始まります。何気ない日常の出来事が少しずつつながり、知らないうちに誰かの背中を押していく、やさしい連作短編集です。”(宝島社公式サイトの紹介をもとに要約)
読みどころ①:誰にでもオススメしやすい、やさしい物語
読後感がとてもあたたかく、読み手を選ばない一冊です。
誰かを想う気持ちや、日常の中の小さな選択、本人も気づいていないようなささやかな優しさに溢れた、たくさんの物語が描かれています。
それぞれの物語を読み終えるたび、少しだけ心がほぐれていくような感覚があります。
忙しい日が続いたときや、週末にゆっくり本を読みたいとき、少しうまくいかなかったときのリフレッシュにもぴったりです。
読みどころ②:短い物語がつながっていく心地よさ
本書は12編からなる短編集なので、一編ずつ気軽に読むことができます。
ところが、ある物語に登場した人物や出来事が、次の物語では違う角度から見えてきます。「あの人がここにつながるのか」と気づくたび、もう一編、もう一編と先を読みたくなってしまいます。
短編集ならではの読みやすさと、長い物語を読み終えたような満足感の両方がある。その軽やかな読書体験も、本書の素敵なところです。
読みどころ③:読み終えたあと、いつもの日常が少しあたたかく見える
物語の中では、登場人物たちの何気ない行動が、知らない場所で誰かの助けになっていきます。
自分の日常も、気づかないところで誰かとつながっているのかもしれない。そんなふうに思えるため、読み終えたあとには、いつもの景色まで少しやさしく見えてきます。
重い本を読んだあとの一冊としても、読書に少し苦手意識がある方への最初の一冊としてもオススメです。
最後に
今回は、今年読んだ本の中から、特に印象に残った3冊をご紹介しました。
複雑な事件の奥にあるものを追う『対馬の海に沈む』、日本の見え方に新しい補助線を加えてくれる『新しい日本地理』、人と人とのつながりに心があたたかくなる『木曜日にはココアを』。
ジャンルも読後感もまったく異なりますが、どの本にも、読み始めたら次のページをめくらずにはいられない魅力があります。
そして、そんな秋の読書時間をもっと楽しくしてくれるのが、ブックカバー専門店「Covers」です!
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お気に入りの一冊に、お気に入りのブックカバーを合わせると、ページを開く時間が少しだけ特別なものになります。
今回ご紹介した本とご一緒に、ぜひCoversもご覧くださいませ。
以上、Maromaro Shunでした。














