2026.06.29
# コーディング・システム開発
Codex初心者がまず覚えたい /status /plan /review の使い方
こんにちは、Maromaroの松橋です。
最近、コーディング作業や調査作業でCodexを使う機会が増えてきました。
Codexを使っていると、入力欄で / を入力したときに色々なコマンドが表示されます。
ただ、正直なところ、表示されるコマンドを全部理解して使っているわけではありませんでした。
なんとなく便利そうだけど、何に使うものなのか分からないものも多かったので、今回はCodex初心者がまず覚えておくと便利そうな /status、/plan、/review の3つについて整理してみました!
Codexのスラッシュコマンドとは
Codexのスラッシュコマンドは、入力欄で/を入力すると使えるショートカットのようなものです。
「/(スラッシュ)コマンド」と呼ばれるもので、この記事では以降「スラッシュコマンド」と書いていきます。
通常の文章で「この差分をレビューして」「先に計画を立てて」とお願いすることもできますが、スラッシュコマンドを使うと、Codex側のモード切り替えや状態確認を素早く実行できます。
イメージとしては、Codexへの依頼文というより、Codexの操作パネルに近いものだと思いました。
今回紹介するのは、次の3つです。
- /status
- /plan
- /review
他にもたくさんありますが、最初から全部覚えようとすると大変なので、まずはこの3つからで良さそうです。
/status:今のCodexの状態を確認する
まずは /status です。
/status は、今のCodexの状態を確認するためのコマンドです。
Codexを使っていると、今どのモデルで動いているのか、どのくらいコンテキストを使っているのか、作業ディレクトリや権限がどうなっているのかが気になることがあります。
特に、長めの作業を続けていると「この会話、そろそろ長くなってないかな?」というのが気になります。
そういう時に /status を使うと、現在のセッション情報を確認できます。
実行イメージとしては、入力欄に次のように入力します。
/status
すると、現在使っているモデル、作業しているディレクトリ、コンテキストの残り、権限まわりの情報などを確認できます。
「今のCodexがどういう状態で動いているか」を見るためのコマンド、という理解で良さそうです。
使いどころ
個人的には、次のようなタイミングで使うと良さそうだと思いました。
- 作業開始時に、今の作業ディレクトリや設定を確認したいとき
- 長い会話の途中で、コンテキスト使用量を確認したいとき
AIに作業を任せる時は、「今どういう状態で動いているのか」を把握しておくのが大事だと思います。
/plan:いきなり実装せず、先に方針を出してもらう
次に /plan です。
/plan は、Codexを計画モードに切り替えるコマンドです。
実装や修正をお願いするとき、いきなりファイルを編集してもらうのではなく、まずは「どう進めるつもりか」を出してもらうことができます。
これはかなり便利です。
例えば、次のような依頼をいきなり投げるとします。
お問い合わせフォームのバリデーションを見直して、エラー表示も分かりやすくして
このまま実装に入ってもらうこともできますが、フォーム周りは影響範囲が広いことがあります。
サーバー側のバリデーション、フロント側の表示、既存のCSS、送信後の挙動など、確認したいことがいくつかあります。
そこで、先に /plan を使って、調査方針や変更範囲を整理してもらうと安心です。
/plan お問い合わせフォームのバリデーション改善を進めたいので、先に調査観点と実装方針を整理して
こうすると、いきなり変更に入るのではなく、まずは何を確認するべきか、どこを触る可能性があるかを整理してくれます。
使いどころ
/plan は、次のような作業と相性が良さそうです。
- 影響範囲が広そうな修正
- 仕様がまだ少し曖昧な作業
- 複数ファイルにまたがる実装
逆に、ちょっとした文言修正や明らかな1行修正であれば、毎回 /plan を使わなくても良いと思います。
ただ、少しでも「どこを触るんだろう?」と思う作業では、先に /plan を使った方が安全そうです。
/review:変更内容をもう一度見てもらう
最後に /review です。
/review は、変更内容をCodexにレビューしてもらうためのコマンドです。
Codexに実装してもらった後、そのまま完了にするのは少し怖いです。
もちろん人間の確認は必要ですが、その前にCodex自身にもう一度レビューしてもらうことで、見落としを減らせる可能性があります。
例えば、以下のような観点を見てもらえます。
- 変更によって既存機能が壊れていないか
- エラーになりそうな箇所がないか
- テストや確認が不足していないか
- 余計な変更が混ざっていないか
- セキュリティ的に気になる箇所がないか
特に、Git管理されているプロジェクトでは差分を見ながらレビューしてもらえるため、実装後の確認に使いやすいです。
実行イメージはシンプルで、入力欄に次のように入力します。
/review
すると、現在の変更差分をもとに、Codexがレビュー観点で気になる点を確認してくれます。
通常の文章で「差分をレビューして」と依頼することもできますが、/review を使うとレビュー用の動きとして開始しやすいのが便利そうです。
使いどころ
/review は、次のようなタイミングで使うと良さそうです。
- Codexに実装してもらった後
- 自分で修正した差分を確認したいとき
- コミット前に一度見直したいとき
- PRを出す前に大きな問題がないか確認したいとき
個人的には、/review は「AIに作業させるためのコマンド」というより、「AIに確認してもらうためのコマンド」という印象です。
人間のレビューを置き換えるものではありませんが、作業直後のセルフチェックとしてはかなり使えそうです。
3つを使うなら、この順番が良さそう
今回の3つを実務で使うなら、次の流れが分かりやすいと思いました。
特に、初めて触るプロジェクトや、影響範囲が読みづらい修正では、この流れが良さそうです。
- /status で今の状態を確認する
- /plan で作業方針を出してもらう
- 実装や修正を進める3. 実装や修正を進める
- /review で変更内容を確認してもらう
いきなり実装するよりも、
- 今どんな状態か確認する
- 先に方針を出す
- 最後に差分を見直す
という流れにした方が、AIとの作業も安定しやすいのではと思いました。
他にも便利そうなコマンドはある
今回は /status、/plan、/review に絞りましたが、Codexには他にも色々なスラッシュコマンドがあります。
例えば、公式マニュアルを見ると、CLIでは /model、/permissions、/diff、/compact、/mention、/mcp、/skillsなども用意されています。
このあたりも使いこなせると便利そうです。
ただ、最初から全部覚える必要はないと思います。
また、Codexはアップデートが早いツールなので、実際に使う時は自分の環境で / を入力して、表示されるコマンド名や説明を確認しておくのが良さそうです。
まずは今回の3つを覚えておけば、Codexを使う時の不安が少し減るのではないでしょうか。
さいごに
Codexの /コマンドは、最初は何ができるのか分かりづらいですが、見てみると実務で使えそうなものが結構ありました。
特に、/status、/plan、/review は、Codex初心者でも使う場面が想像しやすいコマンドだと思います。
Codexに作業をお願いするときは、ただ「作って」と依頼するだけでなく、状態を確認し、計画を立て、最後にレビューする流れを作ると、より安心して使えそうです。
今後も、実際に使ってみて便利だったCodexの機能があれば整理していきたいと思います!
以上、Maromaroの松橋でした。










