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2026.10.26

# 動画制作

映像制作におけるコンテとは?字コンテ・絵コンテ・Vコンテの違いと使い分け

こんにちは。
Maromaro 映像クリエイターの Ohsuki です。

映像を作るとき、「こんな雰囲気にしたい」というイメージがあっても、それを相手に伝えるのは難しいものです。
同じ「テンポの良い映像」という言葉でも、人によって思い浮かべる映像は違います。

そこで役立つのが、映像の内容や見せ方を整理する「コンテ」です。

今回は「字コンテ」「絵コンテ」「Vコンテ」の違いと、それぞれの役割をご紹介します。

コンテとは?

コンテとは、映像の流れや画面のイメージを整理して、関係者と共有するための資料です。
映像の「設計図」と考えると、イメージしやすいかもしれません。

例えば、

  • 何を、どの順番で見せるか

  • どのような構図で撮影するか

  • ナレーションやテロップをどこに入れるか

  • それぞれの場面に、どのくらいの時間を使うか

といった内容を整理します。

表現方法によって、文字で示す「字コンテ」、絵で示す「絵コンテ」、動画で示す「Vコンテ」などに分かれます。

1. 字コンテ:文章で内容と流れを整理する


字コンテは、映像の内容や流れを文章で表したものです。

画面に何を映すか、どのようなナレーションを入れるかなどを、文字で書き出します。

例えば、会社紹介動画なら、

  • 社屋の外観を映し、会社名を紹介する

  • 社員が働いている様子を見せる

  • インタビューで仕事への思いを伝える

  • 最後に会社のロゴを表示する

というように、全体の流れを整理します。

字コンテの良いところは、内容の追加や順番の変更がしやすいことです。
文章にしてみると、「この説明は先に入れた方がわかりやすい」「伝えたいことが多すぎる」といった点にも気づけます。

企画の初期段階で、何をどう伝えるかを考えるときに役立ちます。

2. 絵コンテ:画面の見え方を具体的にする


絵コンテは、カットごとの画面イメージを、絵と補足説明で示したものです。

字コンテに「社員が打ち合わせをしている様子」と書いてあっても、

  • 会議室全体を広く見せる

  • 話している社員の表情を大きく見せる

  • 資料を指している手元を見せる

では、伝わる印象が変わります。

こうした見せ方を絵にすることで、人物の配置やカメラの向き、必要なカットを具体的に共有できます。

なお、絵コンテは、きれいなイラストを描くことが目的ではありません。
簡単な人物や図形でも、構図や動きが伝われば役立ちます。
絵だけでは伝えきれない部分は、矢印や文章で補足するとわかりやすくなります。

3. Vコンテ:動画にして長さやテンポを確かめる


Vコンテは「ビデオコンテ」のことで、完成イメージを簡易的な動画にしたものです。

絵コンテの絵や写真、仮の映像などを並べ、必要に応じて仮のナレーションやBGMを加えます。

静止した絵や文章では想像しにくい、時間の流れを確認できるのが特徴です。

例えば、

  • 画面の切り替わりが速すぎないか

  • テロップを読む時間があるか

  • ナレーションと映像が合っているか

  • 全体が予定の長さに収まっているか

などを、実際に再生しながら確かめます。

同じ打ち合わせのカットでも、3秒見せる場合と5秒見せる場合では、感じるテンポが変わります。
Vコンテにすることで、「ここは少し長い」「この説明にはもう少し時間が必要」といった調整がしやすくなります。

3種類のコンテは、どう使い分ける?

3種類のコンテを、毎回すべて作る必要はありません。
映像の内容や長さ、確認したいことに合わせて使い分けます。

それぞれが得意とする役割を整理すると、

  • 字コンテ:伝える内容や、全体の流れを整理する

  • 絵コンテ:構図や動きなど、画面の見え方を共有する

  • Vコンテ:映像の長さやテンポ、音とのタイミングを確かめる

となります。

初めて作る場合は、まず文章で流れを書き出し、構図を相談したい部分を絵にする、時間の感覚を確かめたい部分を動画にすると考えると、進めやすくなります。

コンテで、頭の中のイメージを共有する

字コンテ、絵コンテ、Vコンテは、表現方法は違っても、映像の完成イメージを共有するための資料です。

文章にすると内容が整理され、絵にすると見せ方が具体的になり、動画にすると時間の流れが見えてきます。

まずは「何を、どの順番で見せたいか」を書き出すことから。
そのひと手間が、撮影や編集を進めるときの大切な手がかりになります。

最近では、コンテ作りにもAIを活用することがあります。構成のたたき台を考えたり、画面のイメージを作ったりと、制作を効率よく進める助けになります。

ただ、面白いアイデアや新しい発見は、AIだけではなかなか生まれないこともあります。自分が見たり聞いたり、経験する中で吸収してきたものから生まれる発想も大切です。自分ならではの視点を持ちながら、AIも適材適所で活用していきましょう。

以上、Maromaro 映像クリエイターの Ohsuki でした。

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