2025.11.25
# 動画制作
はじめの一歩!撮影機材は何が必要?
こんにちは。
Maromaro 映像クリエイターの Ohsuki です。
今回は、映像制作に欠かせない撮影機材について、基礎からわかりやすく解説していきます。
撮影に必要な機材は多く感じますが、大きく分類すると 「カメラ(映像)」「照明(光)」「音響(音)」 の3つです。
この3要素を理解すると、必要な機材選びがグッと簡単になります。
1. カメラ機材

撮影の中心となるのがカメラ周りの機材です。
ここでは、最低限必要なものから、あると便利な周辺機材まで紹介します。
① カメラ本体(ボディ)
撮影の要となるカメラ本体。
一眼レフ・ミラーレスは “ボディ+レンズ” で構成され、背景を美しくぼかした表現が得意 です。
一方、ハンディカムは 長時間撮影や記録用途に向いた一体型タイプ が多く、レンズ交換はできません。
どのカメラを選ぶかは、「作品として魅せたい映像を撮りたいのか」もしくは「長時間の記録重視なのか」によって変わってきます。
② レンズ
一眼カメラを使う場合に欠かせないのがレンズ。
ズームレンズのように1本で焦点距離を変えられるタイプは初心者に使いやすい一方、単焦点レンズは ボケ味・色味・描写 に魅力があります。
レンズはメーカーや設計で個性が大きく異なるため、こだわり始めるとキリがない世界。
「レンズ沼」という言葉が生まれるほど奥が深いパーツです。
③ 三脚・ジンバル
撮影スタイルに応じて使い分けます。
三脚はブレを抑え、安定した映像を撮影でき、ジンバルは動きのある滑らかなカメラワークが可能です。
ほかにもスライダー、ドリー、クレーンなど、演出に応じて選択肢はさまざまです。
■ その他、あると便利なカメラ周辺機材
* NDフィルター:屋外撮影で白飛びを防ぐ減光フィルター
* 外部モニター:画面の視認性が上がり、ピント確認がしやすい
* カメラリグ:持ちやすさ向上、アクセサリーの拡張、バッテリー増設などが可能
2. 音響機材
映像の質の50%を決めるのは実は「音」です。
どんなに綺麗な映像でも、ノイズが多いと視聴満足度は大きく下がります。
① カメラマイク
カメラに標準搭載されている内蔵マイク。
メイン音声として使うことはほぼなく、編集時の同期(シンク)用として録られることが多いです。
音質面では頼れないため、基本は別のマイクを使用します。
② ガンマイク
棒状の指向性マイクで、メイン収音として最も使われるタイプ。
屋外ではウインドジャマーを付けると風音を抑えられ、クリアな音声を確保できます。
複数人が話す場合は、マイクの向きを切り替えるなどの工夫が必要です。
③ ピンマイク
小型で衣服に装着できるマイク。
インタビュー、対談、企業紹介など、屋内撮影で特に活躍します。
内蔵バッテリー式も多いため、バッテリー残量の管理は必須です。
■ その他、あると便利なカメラ周辺機材
* オーディオインターフェース:複数マイクの管理や音声確認がしやすくなる
* 密閉型ヘッドホン:撮影中のノイズや音割れチェックに必須
* マイクブーム:ガンマイクを画角外で被写体に近づけるための必需品
3. 照明機材

「良い映像は良い光から」と言われるほど、照明はクオリティを左右します。
① LEDライト
LEDライトにはスポット、パネル、チューブなどさまざまな形状があり、組み合わせ次第で多様な照明表現を作り出せます。
特に スポットライトまたはパネルライトを2基用意しておくと、一般的なインタビュー撮影で必要なライティングはほぼカバー できます。
② レフ版
光を反射させて影を起こすアイテム。
シンプルな道具ですが、角度ひとつで印象が変わるため、意外と扱いが難しいアイテムでもあります。
また、広範囲を柔らかく照らすことができる「カポック」 と呼ばれる大型レフ版もあり、人物撮影などで非常に有効です。
③ ソフトボックス・ディフューザー
光を柔らかくし、影を自然に整えるための機材。
LEDライトに装着するボックスタイプや、レフ版のように単体で使えるディフューザーなど、用途に合わせて選べます。
■ その他、あると便利なカメラ周辺機材
* ウエイト:三脚の脚に載せて重心を安定させるための重り
* 暗幕:遮光したい場面で活躍
* 小型LEDライト:狭い場所やアクセントライトとして便利
ここまで撮影をする上で、必要な機材について解説していきました。
撮影機材は「カメラ」「照明」「音響」に分類して考えることで、必要なものが見極めやすくなります。
まずは必要最低限から揃え、制作スタイルに合わせて徐々にステップアップしていくのがおすすめです。
その他にも映像制作に関しての記事を少しずつ更新しているので、良かったら一緒にご覧ください。
以上、Maromaro 映像クリエイターのOhsukiでした。
Maromaroでは映像制作を行なっています。お気軽にご相談ください。










